バックグラウンドに関係なく働ける「Open Hiring」と、飲食業界の未来
こんにちは。
株式会社グローバルプランニングの今田です。
今や転職も当たり前の時代となりつつある日本ですが、アメリカでは、バックグラウンドに関係なく履歴書や面接などを通した従来の就職スタイルで多くの人を切り捨てる方法ではなく、「働く能力」で判断される「Open Hiring」という考え方がスタートし、多くの雇用をうみだしているんだそうです。
この「Open Hiring」という雇用スタイルを始めたのが、ニューヨーク州ヨンカーズにあるベーカリー「Greyston Bakery」。
まさかパン屋さんで始まったとは、とっても意外で驚きました。
このパン屋さんは、アメリカで人気のアイスクリームチェーン「Ben&Jelly’s」に、チョコレートを提供していることで広く知られているんだそうです。
飲食業といえば、日本でも入れ替わりが激しい業界として有名ですが、アメリカではなんと飲食業の平均離職率はなんと73%。
そこを覆したのがこの「Greyston Bakery」で、離職率がなんと39%に成功したんだとか。
なぜ平均の約半分の離職率を出すことに成功したのかというと、雇用をうみだしただけではなく、従業員1人1人とのパートナーシップがその理由の大きなひとつだそうです。
育児や身の安全、キャリアなど多岐にわたって、地域の協力のもとサポートされるこの仕組のおかげで、離職者が減り、企業としても継続して働き続ける従業員の確保に成功したんですね。
話は変わりますが、どんなにやりたいと思った仕事でも、長時間労働や低賃金のために離職者の多い飲食業界。
ただ、飲食業界が世間に幸福をもたらすのは間違いないと思うし、お客様の笑顔のために働く飲食業界の方々をサポートできる仕組みがあれば、この業界はもっと明るくなるのではないかと願うばかりです。
参考文献:https://ideasforgood.jp/2018/09/19/open-hiring-greyston/
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