お金が紙屑に変わる!?
こんにちは。
株式会社グローバルプランニングの今田です。
最近夏目漱石の千円札は使いましたか?
実はお札にも耐久年数があって、
使用頻度の高い千円札と五千円の寿命は1~2年といわれています。
夏目漱石の千円札が2007年に支払い停止していますので、
ほとんどの千円札が野口英世のものに切り替わっています。
日本銀行から発行が停止した日を支払い停止といいますが、
物が買えなくなることはなく、流通量が減っていくことを表します。
なので日本では少なくなったとはいえ、夏目漱石の千円札を
目にする機会もあるかもしれません。
ところが、同じ支払い停止でもイギリスになると事情が異なります。
2016年9月13日より開始された新5ポンド紙幣
また2017年9月14日より開始された新10ポンド紙幣の発行に伴い、
旧5ポンド紙幣は2017年5月6日、
旧10ポンド紙幣は2018年3月2日を以て
法定通貨としての効力が終了しております。
法定通貨としての効力が終了するとは文字通り
お金としての効力がなくなり、物を買うことができなくなります。
ということは、紙屑に変わってしまうことを意味します。
厳密には、日本でいうところの日銀であ るBank of Englanへ行けば
新貨幣と交換してもらえますが、そこまでの移動コストや手間を考えると
貨幣価値が下がったことは間違いないです。
驚いたことに、この変更が半年程度で実施されます。
旅行者などは結構な額が紙屑になっているかもしれません。
メリットでいうと、
素材もコットンからポリマーに変わり、偽造防止と耐久性が向上しています。
そのため直接ポケットにお金を突っ込んでいる人にとっては、
間違ってお札を入れたまま洗濯しても大丈夫になりました。
同じように、2020年は新20ポンド紙幣が登場予定だそうです。
約3000円(現在1£=約150円)が紙屑になる前に、
国内で交換しておいた方が いいかもしれないですね。
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