国語力の大切さ
こんばんは。
株式会社グローバルプランニングの今田です。
今回は、私が最近体感している国語力の大切さについて述べたいと思います。
私たちが生活する中で、自分の考えていること思っていることを100%目の前の人に伝えることは、意外と難しいと思います。
私立灘中学高校で伝説の教師と呼ばれ、50年間国語の教師を勤めた橋本先生は、教科書を使わずに、中勘助の小説『銀の匙』を3年かけて読み込んでいく「スローリーディング」という手法を用いるという独特な授業を行っていました。
生きる糧となる授業がしたいとこの方針は50年間ぶれることなく続いたそうです。
そんな橋本先生が考えているのが、国語力=生活力ということです。
人が生活していく中で、国語の授業で学ぶ発信力、読解力、人の心情を汲む力などを生かす機会は非常に多いと思います。
特に人と人との会話では、話し手の言葉選びや聞き手の捉え方によって、お互いの認識が食い違うことが頻繁に起こります。
この認識の違いから人間関係が崩れてしまうこともざらにあるため、自分の思いを正確に伝えることは非常に重要なことと考えています。
生徒に良好な人間関係を築ける人材になってほしいという願いが、橋本先生の授業の節々に込められていたのかなと感じました。
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